新宿中央公園、都庁の影下の芝生で半日

東京の新宿での4日目、西新宿の高層ビル群の中を歩いていると、足が先に降参してしまった。地図を見ると、東京都庁のすぐ横に新宿中央公園がある。方向だけを決めて中に入った。新宿駅西口から徒歩15分ほど、都庁を過ぎるとすぐに緑が現れる。ビルの森を抜けてきた身なので、木の影に足を踏み入れた瞬間、体感温度がグッと下がった。

東京 · Shinjuku Gyoen

東京の新宿での4日目、西新宿の高層ビル群の中を歩いていると、足が先に降参してしまった。地図を見ると、東京都庁のすぐ横に新宿中央公園がある。方向だけを決めて中に入った。新宿駅西口から徒歩15分ほど、都庁を過ぎるとすぐに緑が現れる。ビルの森を抜けてきた身なので、木の影に足を踏み入れた瞬間、体感温度がグッと下がった。

芝生に人が寝ころぶ方式

一番広い芝生広場に入ると、目に入ってきたのは空中に浮かぶ地球儀だった。クレーンのような鉄製構造物に吊り下げられた大きな球に、大陸と雲がそのまま印刷されていて、最初は何かの展示かと思って、しばらく見上げていた。その下は全く別の世界だ。ビニールシートを敷いてお弁当を食べる家族、ベビーカーを置いて座った親たち、あられもなく大の字で寝転んでスマートフォンを見ている人。私のすぐ前にいた男性はバッグを枕にして寝ていたし、左側には保温ボトルまで持ってきたカップルが場所を取っていた。

新宿中央公園の芝生広場に吊るされた地球儀のオブジェと、その下にビニールシートを敷いて座ったり寝転んだりしている人たち、背後はガラスの高層ビル
地球儀のオブジェの下の芝生。午後の遅い時間でも、席が次々と埋まっていった。

ここで初めて来た人が見落としやすいことがある。この公園の芝生は韓国の都心公園のような「立ち入り禁止」ではない。低い木の杭と緑色のロープで区域を表示しただけで、人々はその中で靴を脱いで寝転ぶ。外国人観光客もかなり見かけたが、バックパックを下ろして芝生にそのまま寝転んでいた西洋人カップルが特に自然だった。私も真似して座ってみたら、芝生が予想より短くて硬い。雨の後の日だったので土が少し湿っていて、ビニールシートなしでズボンで座ったのは少し後悔した。コンビニのビニール袋でも一枚持ってくることをお勧めする。

階段状のデッキとすぐ隣のカフェ

芝生広場の南側に出ると、木のデッキで作った階段状の観覧席がある。ここがこの公園で人口密度が最も高い場所だ。片隅でおじさんが1人、クラシックギターを弾いていて、楽譜台を立ててちゃんと演奏しているのに、誰も集まらずみんなそれぞれ座ってそれぞれくつろいでいるその距離感が良かった。音はさり気なく流れる程度。うるさくない。

木の階段状デッキに座ってくつろぐ人たち、右側にギターを弾く演奏者と背後のスターバックス店舗看板、背景はガラスの高層ビル
階段状のデッキ。右側のレンガ建物がスターバックス、その隣にも店舗が続いている。

写真の右側のレンガ建物がスターバックスだ。公園の中から歩いて1分。これがこの公園の本当の強みだと思う。都心の公園なのに、トイレとカフェが芝生広場のすぐそばにあるので、コーヒー一杯を持って出てデッキに座ると、そのまま何時間も過ぎてしまう。公園の外の西新宿の路地に出ても、カフェがいっぱいあるので選択肢に事欠かない。私はアイスラテを持って出て、デッキの2段目に座って40分くらい何もしなかった。東京での旅全体を通じて、お金をかけずに過ごしたその時間が一番思い出に残っている。

水音がする隅、子どもたちが集まる場所

公園の北側に歩いて下りていくと、壁を流れ落ちる人工滝エリアが現れる。水面の上にステンレスパイプが何本か立てられている設置美術があり、水が浅く溜まっている。ここが子どもたちの磁石だ。黄色い帽子をかぶった小さな子どもから小学生まで、手すりの下のコンクリート段に座ってしゃがみ込み、水中をのぞき込んでいた。親たちは後ろで見守り、青い安全フェンスが水辺を塞ぐ区間もあった。

人工滝と浅い水辺にしゃがみ込んで水中をのぞき込む子どもたち、背後に青い安全フェンスと見守る大人たち
滝の下の水辺。子ども連れの家族の大半はここで時間を過ごしている。

水が落ちる音のおかげで、この近辺だけ体感温度が違う。夏に来ると、ここのベンチが真っ先に埋まる。ただ写真に見える通り、工事用フェンスと配線がそのまま露出している区間があるので、風景写真を撮るには手書き描ける。きれいなカットを狙うなら、芝生広場の方が良い。

散歩道で出会ったもの

公園を大きく一周するアスファルトの散歩道があるが、この道がなかなか面白い。紫陽花が群生して咲いている花壇区間では、灌木の間から白い花の形をした彫刻がいくつか立っていた。折り紙のような角ばった花びらなので、本当の花と混ざっているから、思わず戸惑った。上を見上げると、木の間から灰色の高層アパートが見える。このコントラストが新宿中央公園のキャラクターを一枚に収めていると思った。

散歩道脇の紫陽花の灌木の間に立てられた白い花の形をした彫刻と、木の間から見える高層ビル
散歩道沿いの紫陽花花壇。白い花の形をした彫刻が灌木の上に立っている。

別の草地の丘では、白いつる状の素材で作られた馬の彫刻が2体見かけた。後ろ脚で立っている姿勢なので、遠くからも目に入る。その前の草地にはまた人が寝転んでいて、子どもの手を握って通る家族がいて、ベビーカーを置いた群れがあった。彫刻の横には小さな案内板が立っていたが、日本語だったので詳しくは読めなかった。正確な作品情報は現場の案内板の確認をお勧めする。

広い芝生の上に後ろ脚で立つ白い馬の彫刻2体と、その周辺に座ったり寝転んだりしている人たち、木の杭と緑色の紐で区切られた芝生の境界
白い馬の彫刻が立つ草地の丘。右側には完全に寝ている人もいた。

同じ草地を反対側の散歩道から見直すと、ブロンズ製の人物像が1体立っていて、その向こうに白い馬の彫刻が小さく引っかかる。背景にはアパート1棟。この日は空が厚く曇っていたので、写真全体が灰色だったが、むしろそのおかげで暑くなく歩くことができた。東京の6月は湿度があるから、晴れた日より曇った日の方が歩きやすい。

曇った空の下の散歩道から見た草地の丘、ブロンズの人物彫像と遠くに見える白い馬の彫刻、背景の高層アパート
散歩道の反対側から見た同じ芝生。中央にブロンズ製の人物像がある。

場所と行き方

JR新宿駅西口から東京都庁方向に直進すると、徒歩15分以内。都営大江戸線の都庁前駅で出ると、もっと近い。地下通路で都庁まで繋がっているので、雨の日はこちらが便利だ。都庁の展望台(無料)を見てから出て、この公園に移動する動線が最も自然だ。

行く前に知っておくと良いこと

新宿でショッピングをして食事をして、また歩いていると、いつの間にか人に揉まれてしまう。そんな時、この公園に20分座っていると、午後が再び動き始める。観光地のリストに入れるような場所ではないが、新宿のスケジュールに句読点が1つ必要なら、ここが答えだ。

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