新宿三丁目のイチラン(一蘭)で890円のとんこつラーメン一杯、昼と夜に二度訪れた記録

東京新宿三丁目、オートヤとファミリーマートが隣接している路地の入り口にイチランの看板がかかっている。福岡博多で始まった天然とんこつラーメン店だが、新宿ではこの店舗が観光客と退勤途中の会社員を同時に受け入れる窓口のような場所だ。私は昼に一度、別の日の夜に一度入った。同じ店が時間帯によって全く違う顔を見せるのを見た。

東京 · 一蘭

東京新宿三丁目、オートヤとファミリーマートが隣接している路地の入り口にイチランの看板がかかっている。福岡博多で始まった天然とんこつラーメン店だが、新宿ではこの店舗が観光客と退勤途中の会社員を同時に受け入れる窓口のような場所だ。私は昼に一度、別の日の夜に一度入った。同じ店が時間帯によって全く違う顔を見せるのを見た。

赤い円形のイチラン看板の下、赤いユニフォームを着た従業員2人が待機名簿を書いている昼間の新宿三丁目店舗入口
昼の12時ごろ。赤いユニフォームの従業員2人が入口前で待機人数を書いていた。壁の住所表示に「新宿三丁目34-11」が見える。

入口前に立てられた看板に「61席」という数字が大きく貼られていた。座席を増やして待ち時間を減らしたという意味だが、実際に昼間は5分ほど立った後に入った。問題は夜だ。

ネオンが灯った夜、イチラン看板の下で整理券配布案内の看板の前に人々が立っている新宿の街
同じ場所、夜間。入口前の看板が「整理券を配布中」に変わっていた。隣の建物の串だこ横丁と鶏喜族の看板が一緒に映っている。

夜間は並ぶ代わりに番号札を配布する。番号札をもらった後は近所を歩き回ってもいいが、何分後に来いという指示は従業員が口頭でしかしてくれないので、その場で確実に聞き直す方がいい。私は適当に聞いて15分ほどコンビニを歩き回ったら、すでに私の番号が過ぎていた。

位置とアクセス — 新宿駅の東側、路地を一つ曲がるだけで到着

JR新宿駅の東出口から歩いて5~7分、新宿三丁目駅側からはもっと近い。1階の入口が狭いので、初めて来ると見落としやすいが、壁に縦に貼られた白い看板の「天然とんこつ」と「超生麺」の2行を探せばいい。店舗は階段を上がっていく。

「24時間営業 年中無休」の文言とICHIRAN ロゴが入った赤い室内照明看板
階段の壁に貼られた照明看板。「24時間営業、年中無休」と書かれている。店舗によって異なる可能性があるので、他の場所は現地確認をお勧めします。

24時間営業という文句がこの店舗を惹き付ける理由だ。新宿で遅くまで飲んだ後、終電を逃した午前2時にもここは開いている。その時間帯が逆に最も並ぶ人が少なかった。

券売機の前で3分、価格はここで全て決まる

ラーメン890円、カエダマ190円などの価格が貼られたイチラン食券券売機のボタンパネル全体
食券券売機。紙幣は1000・2000・5000・10000円の投入口が別々にある。

ボタンに貼られた価格をそのまま移すとこうなる。撮影時点を基準としており、日本のラーメン価格は着実に上昇中なので、訪問前に現地確認をお勧めします。

ICHIRAN 5選 1,490円セットと単品価格が印刷されたメニュースタンド写真
入口前のメニュースタンド。韓国語の表記もあるので、券売機の前で迷うことが少なくなる。

電卓を叩いてみると答えが出る。ラーメン890円に卵・チャーシュー・キクラゲ・のりを別途つけると890+130+250+120+120 = 1,510円。5選セットが1,490円なので、その4つ全てが欲しいならセットが20円安い。逆に2~3個だけ選んで付けるなら単品の方がいい。私は初日はセットを選んで、2日目はキクラゲとチャーシューだけ追加した。

壁に掛かったイチラン包装ラーメンポスター、博多細麺ストレートとチジレ麺2種類の箱写真
お土産用の包装ラーメンポスター。券売機には5食入り2,000円、赤い秘伝粉1本800円のボタンが別々にある。

名店のカウンター — 隣の人の顔を見ずに食べるということ

座席は仕切りで区切られている。前は足が下がっており、隣は板で塞がれているので、座ると見えるのは自分の丼と木製の壁だけだ。注文用紙に濃さ・油っぽさ・ニンニク・ネギ・チャーシュー・秘伝ソース・麺の硬さを記入して足元に差し出すと、手だけが出てきて受け取る。

カウンター席の壁に置かれたコップ2個と水道蛇口、その隣の赤い額に書かれた秘伝タレとスープ説明文
席の左側にコップと押すと出る蛇口が付いている。水はセルフ、従業員を呼ぶ必要がない。

右側の赤い額には秘伝タレとスープ、自家製麺についての説明が詰まっています。秘伝ソースは唐辛子粉を基本に約30種類をブレンドして一晩漬けたもので、最初は混ぜずに3~4口そのまま食べてみるとと書かれています。実際そうしてみたら、スープの味が2度変わります。最初はまろやかでこってりのとんこつ、箸で赤い塊をほぐすと舌の奥に辛味が乗ります。

ネギと赤い秘伝ソース、チャーシューが乗ったイチラン基本とんこつラーメン一杯
基本ラーメン890円。赤いソースは真ん中、ネギは左に集まって出てくる。
上から見下ろしたイチランラーメン、白いとんこつスープの上に緑のネギと赤いソースのコントラスト
スープの表面に微細な泡が密集している。豚の臭いはほとんどなく、香ばしい方に近い。

麺の硬さは「バリカタ」(非常に硬く)までする必要がないと思う。私は初日はバリカタで注文してしまい、スープを全部飲み終わるまで麺が柔らかくならずに硬かった。2日目は「カタ麺」に下げたらちょうど良かった。博多細麺は薄いので、長く置いておくとすぐにふやけるので、写真を撮る時間つぶすつもりなら硬めに、すぐに食べるなら普通がいい。

箸でスープから建てた細い博多細麺の束
麺はこの程度の太さだ。箸に引っかかる量が少ないので、一度にたくさん掴める。
箸と黒い蓮華に分けて盛られた麺と木耳、スープの中の丸ごと煮卵
蓮華に麺を盛ってあると麺が広がりにくい。奥にはそのまま入れたゆで卵が浮いている。

追加トッピング — 130円の卵と250円のチャーシュー

追加トッピングはラーメンと別に、緑の縁取りの皿に盛られて出てくる。丼に乗せてくれるかと思ったが、別の皿だったので最初は驚いた。好きなだけ自分で入れて食べるという構造だ。

緑の縁取りの皿に盛られた複数のチャーシュー枚と木耳、後ろに置かれたのり2枚
チャーシュー・キクラゲ・のりが1つの皿に。奥の黒赤の小鉢に卵が入っている。
黒い皿の上に薄くスライスされたチャーシュー4枚が重なって盛られた様子
追加チャーシュー4枚250円。厚さは薄く、脂肪が白く入っている。右の白い紙が追加注文用紙だ。
皿の上にてんこ盛りされた木耳とその下に敷かれたチャーシュー、左側ののり
キクラゲ120円。量が思ったより多い。スープに長く浸さず、シャキシャキしているうちにすくい上げて食べるのがいい。

卵は小鉢にそのまま、殻を剥いた状態で出てくる。券売機の写真だけを見て半分に割れた半熟卵を期待していたら、ここで一度戸惑う。箸で押して半分に割ると、その時に黄身が現れる。

黒い小鉢に盛られた殻を剥いたゆで卵と奥のカエダマ案内看板
半熟塩ゆで卵130円。奥の看板に「カエダマを忘れずに」と書かれている。
赤と黒の小鉢の中に置かれたなめらかな白いゆで卵を上から見た様子
外側は塩辛さだけがほんのり。醤油漬けのアジタマとは別物だ。
箸で掴んだ半分に割った卵、オレンジ色の黄身が流れずにしっとりとした状態
割ってみたら黄身がこの程度。流れずにゼリー状に固い。

チャーシューは噛む食感より溶ける食感に近い。スープに30秒ほど浸してすくい上げると脂肪がほぐれて筋が緩む。木耳は噛む時にスープの中で唯一「シャクシャク」という音がする素材だ。120円は惜しくなかった。

箸でスープから建てた薄いチャーシュー1枚、丼の下に半分に割った卵が見える
スープに浸してすくい上げたチャーシュー。繊維がやさしくほぐれている。
箸に麺とチャーシュー、木耳が一緒に引っかかった場面
麺・チャーシュー・木耳を一度に。この組み合わせがこの店で最も満足できた。
チャーシューと木耳、半分に割った卵、のり2枚が全て乗ったイチランラーメン完成丼
トッピング全てを丼に移した状態。スープが見えないくらいになる。
木耳をてんこ盛りにして、のりを立てて挿したラーメン丼の側面
木耳をてんこ盛りにして、のりを立てて挿した ラーメン丼の側面。
チャーシューを広く敷いて木耳とのりを乗せたラーメンを上から撮った写真
のりはスープに立てて挿しておくと、下側だけ濡れて最後までサクサクだ。
木耳が中央にてんこ盛りで、丸卵とのりが乗ったラーメン丼
チャーシューを追加すると、スープの半分が肉で覆われる。

カエダマと配膳、そして残念だった点

カウンターの上にラーメン丼、チャーシューと木耳の皿、卵の小鉢、水のコップが一緒に並んだ配膳
1人分の配膳全体。左上の銀色の柱が押すと出る蛇口だ。

カエダマは券売機で事前に食券を買わなければならない。座った後に追加注文用紙に記入してボタンを押してもいいが、190円のために席から立ち上がって券売機まで行くのは面倒だ。最初から1枚買っておいて使わなければそれでいい。麺だけが来るので、スープを半分以上残しておかなければならないことも事前に計算する必要がある。私は初日はスープを思いっきり飲んだ後、カエダマを受け取ってから、白湯のような残り汁に麺を浸して食べた。

残念だった点も記しておく。スープが塩辛い。韓国人の基準では、ラーメン1杯を全部飲み終わるとその夜中ずっと水が欲しくなる。注文用紙で味の濃さを「普通」より1段階下げた方がいい。そして昼の12時~1時、夕方7時前後は避ける方がいい。24時間営業という利点を活かして、午後3~4時や深夜に行くと番号札なしにすぐに座ることができる。

正直なところ、価格は東京のラーメン店の平均より高い。890円の基本だけ食べなら無難だが、トッピングを付ける瞬間に1,500円を超える。新宿の路地には800円台でもっと個性的なラーメンを出している店もあるのは事実だ。それでも、ひとりで静かに、誰とも話さずに熱いものを1杯食べたい夜には、ここの仕切りの席が一番楽だ。それがこの店を2度訪れた理由だった。

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